『海賊ハリケーン』の書き直しも、数えること7回目。厳しいナッツにもようやく立派な作品だと認められ、こまちはのぞみたちと共に喜んでいた。だが、ナッツの表情は晴れなかった。小説を読むことで、自らの暗い過去を思い出していたのだ。心から笑うことを忘れてしまった彼の前に、因縁の敵・ブラッディが姿を現す。