「書けばいいんでしょ!?黒崎さんと同じステージまで這い上がって、古い価値観ぶっ壊してやりますから!」――恋愛至上主義の風潮に抗いながら生きる町田家の次女・涼(堀田真由)は、恋愛と結婚こそが女性の幸せだと決めつける大御所脚本家・黒崎(生瀬勝久)の物言いに我慢できずに猛反発。せっかくもらった監督の仕事を突っぱね、会社を辞めて脚本家になってみせると宣言!……したものの、貯金も仕事もないのに、来月から家賃の支払いや奨学金の返済や妹の学費はどうすれば?今更ながら事の大きさに気付いてどんより気分の涼だが、もう後には引けず……。 一方、涼のピンチを知る由もない長女・恵(仁村紗和)は、昼夜問わず送られてくる上司からの私的なメッセージが日に日にエスカレートしていくことにモヤモヤを募らせ……。 四女の芽(畑芽育)は、ホテルでの一件以来、寝ても覚めても沼田(深田竜生)のことで頭がいっぱい。エリート大学生の彼氏よりも沼田からの連絡を期待してしまう芽は、学校の課題で沼田とペアを組むことになってドギマギするが……。 そんな姉と妹に「会社を辞めた」と言い出せない涼は、恵が勤めるハローワークにこっそり足を運び、恵に隠れて失業保険の手続きをしようとするが、またもや口が災いして大騒動に!? 今さら会社には戻れないし、名もなきライターに仕事をくれるプロデューサーもいない。脚本家になるにはコンクールで入賞するのが近道だと悟った涼は一念発起。憎き黒崎が審査員を務める新人脚本賞に応募しようとするが、締め切りまで3日しかないのに、書きたいテーマが見つからなくて筆が全く進まない。こんなとき三女・衿(長濱ねる)がいてくれたら……。涼は、読まれるはずのないメッセージを衿のスマホに送ってみるが――。 コンクールの締め切りまであと3日!すっかり行き詰まってしまった涼を心配する律(一ノ瀬颯)。そんな中涼の知らないところで、芽がまさかの警察沙汰に!?トラブル続きの町田家の行方は――!?
口が災いして仕事もお金もなくなってしまった町田家の次女・涼(堀田真由)は、脚本家になる夢を叶えるために一念発起して脚本コンクールに応募。落選こそしたものの、審査員の1人だった人気脚本家・大平かなえ(筒井真理子)の目に留まり、かなえの下でアシスタントとして働いてみないかと誘われる。 涼にとっては夢に近づく千載一遇のチャンス……とはいえ、この道40年のかなえは長年ラブストーリーを書き続けてきた“恋愛ドラマの名匠”。恋愛に興味がなく、三女・衿(長濱ねる)と“結婚しない同盟”を組んでいた自分が、よりによって恋愛脚本家のアシスタントなんて……。そんな戸惑いを抱えつつ、長女・恵(仁村紗和)から「やりたかった脚本の仕事ができるなんて奇跡なんだから」と背中を押された涼は、このチャンスにしがみつこうと決心するが……。 “もしかしたらプロットでも書かせてもらえるかも?”という淡い期待もむなしく、涼に与えられた仕事はかなえの身の回りの雑用係。家具の修繕、部屋の照明やウォーターサーバーの水の交換……。想像していた仕事とは全然違ったものの、脚本家になるために「なんでもやります!」と食らいつく涼に、「本当になんでもやる?」と問うかなえ。新作ドラマを執筆中のかなえは、マッチングアプリで出会う今どき男女のラブストーリーを書こうとしているが、クランクイン直前だというのに、キャラクター作りが難航してまだ1話も完成していないという。かなえから「今どきのリアルな男性像をリサーチしてほしい」と頼まれた涼は、物は試しと、実際にマッチングアプリを使ってみることに……!それを知った律(一ノ瀬颯)は「恋愛しちゃうってこと?」と気が気でなく……。 そんな中、ハローワークで働く恵は同僚の佐倉(酒井若菜)から思いも寄らない相談を持ちかけられ……。四女の芽(畑芽育)は、ひょんなことからミステリアスな同級生・沼田(深田竜生)が抱える“ある事情”に触れてしまい……!? 恋なんてしないはずの涼がマッチング成立!?今どき男子との初デートは一体どうなる……!?
大した貯金もないのに会社を辞めて脚本家になる決意を固めた涼(堀田真由)は、なりふり構わず弟子入りした恋愛脚本家・大平かなえ(筒井真理子)にアイデアを採用され、かなえの下で正式にプロットライターとして働かせてもらえることになった。売れっ子脚本家への道を確実に歩み始めていると実感して張り切る涼だが……人生、一寸先はまさに闇。大家から家の更新料30万円の支払いを催促されて大ピンチに! 芽(畑芽育)の学費も支払わなきゃいけないのに今すぐ30万円用意するなんて、恵(仁村紗和)の貯金と合わせても今の町田家には到底無理。それでも誰にも頼りたくない涼は「わたしの原稿料で埋め合わせる」と姉妹の前で大見得を切り、かなえから原稿料をもらおうとするものの、「あなたまだ何も書いてないじゃない」と一蹴されてしまう。脚本家の世界は原稿料後払いが通例。ましてやまだ何の実績もない涼がそう簡単にお金をもらえるはずもなく……。 こうなったらひたすら書くしかないと腹をくくる涼は、かなえから依頼された恋愛ドラマのプロットを考え始めるが、恋愛に興味がなさすぎて何も思い浮かばない……。 一方、芽は沼田(深田竜生)の秘密を知ってしまったことから、沼田に口をきいてもらえなくなってしまう……。 そんな町田家に、長らく音沙汰のなかった母・満美(坂井真紀)が突然帰って来て、涼たち姉妹はびっくり仰天!自由奔放で超スーパー恋愛体質な満美の重大発表が、涼たち姉妹をますます窮地に陥れる――!
プロットライターとして初めての原稿料をもらった涼(堀田真由)は、浮かれ気分で律(一ノ瀬颯)にご飯をおごった帰り道、芽(畑芽育)の同級生・沼田(深田竜生)の怪しげなバイト現場を目撃! あのポーカーフェイスの沼田がセレブ風の年上女性からお金をもらい、笑顔でハグするなんて……。ただごとではないと感じた涼は、家に帰って芽に報告。訳があるなら友達として相談に乗ってあげるべきだと伝えるが、長女・恵(仁村紗和)は「関わっちゃダメ」と沼田を警戒。沼田の家庭事情を知る芽の心は複雑で……。 一方、引っ越しの荷ほどきが一段落した律は、ホテル経営をしている祖父・豊(佐戸井けん太)のもとを久しぶりに訪ねる。少し痩せたようにも見える祖父の体……。心配する律に、「誰かいい人はいないのか」「このホテルを継ぐのは律なんだぞ」と二言目には結婚の話をしてくる豊。律は涼への想いに蓋をして、今は誰とも結婚する気がないこと、ホテルを継ぐ気もないことを伝える……。 そんな律との友情関係を崩したくない涼の気持ちを、かなえ(筒井真理子)が「男女の友情なんて、欺瞞に満ちてる。ちょっと茶々が入ったくらいで崩れる」とバッサリ!男女の友情のもろさを指摘された涼は反論しつつも、律との間に起こった“9年前の事件”を思い出してしまう……。 それぞれの想いが交錯するなか、律のスマホに突然、病院から不穏な電話がかかってきて――。 今のままでいたいのに、今のままじゃいられない!?恋に抗う涼と律に、非常事態が押し寄せる!