三つ首竜の伝説が伝わるやまなみ村の神社では、九十九年に一度という竜神祭が行われようとしていた。村をあげての催しに、神社の跡取り・光男少年は、なぜか浮かない顔をしていた。光男は、人に言えない秘密を抱えていたのだ。竜玉がいよいよご開帳となるが、光男はそれを持って逃げ出してしまい、村は大騒ぎになる。