浜崎伝助(濱田岳)は、開かずの踏切に架ける歩道橋建設を任されるが、予算が折り合わず頭を抱えていた。だが、釣りに行った際に鈴木一之助(西田敏行)から「振り出し竿のように歩道橋も作れたら…」と言われ…。
翌日、伝助は一之助のひと言から設計課の尾上(浜野謙太)に振り出し竿工法を提案。すると尾上は一考した後、予算内かつ短期間で出来ると言い出す。そんな中、佐々木課長(吹越満)は、振り出し竿工法の特許を取れば10億円が手に入ると知り、個人で特許出願しようと奔走する。佐々木は、伝助に会社ではなく個人で特許出願することを伝え、手続きをする代わりに1割貰う約束を取り付ける。一方、伝助から特許の話を聞いた一之助と小林みち子(広瀬アリス)はその金額に呆然。ところが、伝助と尾上が会社を通さずに特許出願したと社内で噂が広まり、査問委員会にかけられることに…。