鳩子は守景の妻の死の詳細を聞いて、言葉を失う。一方、絶縁状を書いてほしいという匿名の女性(平山さとみ)からの依頼が。人を幸せにできない手紙なのでは、と、悩む鳩子。そんな折、イタリアからの留学生の青年が訪れる。亡き祖母のカシ子が、青年の母と文通をしていたと告げ、大量の手紙を鳩子に手渡す。不仲だったカシ子の手紙に、自分についての記述がたくさんあると聞いて、鳩子は戸惑う。手紙を焚き上げる「手紙供養」を終え、ようやく読みはじめるが、書かれていたのは思いがけないカシ子の告白だった。あまりの衝撃に、茫然として守景を訪ねた鳩子だったが…。