ものまねタレントでありながら、グラドルとしても活躍の場を広げているオカモトマリも、一次審査を通過していた。しかし、審査員からはグラドルとしては素人っぽく、芸人にしては女を捨てている感じもなく中途半端だとの厳しい声があがっていた…。 決勝審査までの一週間、マリも密着取材を受けることになった。密着ディレクターの諏訪は、マリに密着出来ることを喜ぶ。グラドルの密着取材はつまらなさそうだが、芸人のマリならば面白いものが撮れるだろうというのだ。マリは普段の自分は面白くないと否定するが、諏訪はそれを面白くするのが芸人の仕事だと言う。そんなディレクターの言葉に、マリはプレッシャーを感じるが…。 やがて密着取材の中で見えてきたのは、芸人ながらグラドルとしてグラビアを続けることに遠慮を感じ、自分に自信の無いマリの姿だった。周囲からはお笑い芸人として笑いを求められることも多く、マリ自身も芸人とグラドルの間で揺れ動いていたのだ。 そんな中、オーディションに向けたダンスレッスンの帰り道に、マリの自転車のカゴに「芸人とグラドル両方をやっているマリはずるい。オーディションは辞退して欲しい」という内容の手紙が置かれるという事件が起きる。それ以来、マリに対する嫌がらせがエスカレート。そして遂にマリの前に姿を現した犯人をカメラは激撮するが、そこには意外な人物が…。