12月23日、クリスマスを目前に賑わう羽田空港。管制官として独り立ちして間もない不安から、指示を出す前に先輩につい確認をとってしまう篠田香織(深田恭子)を、結城昇(時任三郎)は黙って見つめていた。その夜、本上圭介(平岡祐太)から呼び出された香織。本上は再びパイロットを目指すと話し、喜ぶ香織に前向きな気持ちになれたのは香織のおかげだとお礼を言う。そして、パイロット試験を受ける時のためにと、翌日のNY行きの飛行機のジャンプシートに乗ることを話す。
12月24日。竹内裕美(瀬戸朝香)は、息子を送っていく車でカーナビのGPSが微妙にズレていることに気付くが、特に気に留めることはなかった。その日は西日本では大雪が降っていて、遅延やダイバードが増える可能性があるのに加え、メンバー内に病欠がいて少人数でのシフトになってしまう。そんな中、本人は隠しているも翌日にカナダへ発ってしまう竹内のために、香織は仲間たちに協力をあおぎながらこっそりと動いていた。
ターミナルレーダー室で管制を行っていた香織だが、1機が指示したポイントからずれ始めた。続いて後方機もコースからずれていき、酒井真奈(佐々木希)らが担当する飛行機にも同じ現象が起こりだした。それでもなんとか管制を続けていた香織たちだが、GPSに不具合が生じていることが原因だと判明。それを受け、香織たちはGPSに頼らない昔に行われていた管制方式で指示を出すことになるが・・・。