2011年、第100回放送で世田谷ベースにやってきたFord Rat Rod。 この1台が、所さんの“ジャンク魂”に火をつけ、さまざまなモノをジャンク化していった。 そして2013年、産声を上げたのが、今回紹介するJUNK HARLEY。 このバイクは1982年型のビッグツインをベースにして、様々なパーツをプラモデルのように組み上げた所さんお気に入りの1台。 いったいどのような仕様となっているのか!? 今回は、所さんがこのJUNK HARLEYについて余すところなく語り尽くす。 【ガソリンタンク】 左側のタンクは、フラッグステッカーを貼り、塗装。 その後ステッカー部分をサンドペーパーで削り、表に出す。 エンブレムは夜を徹して、エイジング加工したモノを装着。 右側のタンクは元々、SCHWINN自転車のタンクを付けていたが「飽きた」のと「ガソリンが入らない」という理由で今のタンクを採用。 【シフトペダル】 普通だとつまらないから、レンチへ変更したが、すごく使いづらい。 やはり棒があったほうが使いやすく、2速に入れるときが難しい。 また、ニュートラルが解りづらい。 【フェンダー】 もとのフェンダーを途中で切ってパーツを追加し、延長。 ナンバープレート・ナンバー灯・ブレーキランプのパーツを逆さにしてフェンダーの下位置へ設置。またフェンダーの左脇には栓抜きをつけるというギミックもある。 ちなみに所さんはフェンダーを目分量で切断した。 【マフラー&エンジン】 マフラーの表面に溶接の跡が残っている。これはワザと。 エンジンのヘッドは零戦のエンジンのようなビラビラがついている。 【フロント&風防&ブレーキ】 フォグランプをウィンカーとして採用。明るいから曲がる時の主張が強い。 また風防は、所さんのオリジナルだが、設置角度がキツい上に短いので、走行中、首のあたりを風が直撃する。また、鋭利なエッジが急ブレーキの時に刺さりそうで怖い。ブレーキは、ドラム式だから効きは甘い。 これらの理由で、スピードはあまり出せないから安全。 【フレーム&サスペンション】 フレームは、リアサスペンション機能を持たない構造のリジットフレームに見えるが、実は車体下部にサスペンションがあり、外観からは解らない。 これで車検も通る!これぞ、サンダンス・テクノロジー。 おそらく日本でもこの仕様を使っているのは所さんのJUNK HARLEYだけと思われる。 【車体の錆】 バイクの細部に錆や汚れが見られるが、すべて所さんの塗装によるもの。 以上が、所さんのJUNK HARLEYの概要。 こりゃ、アメリカ人もびっくりだ。