天才画家・佐伯雲天の名画がドイツから返還されることになった。報道陣への公開の場に居合わせた華岡(阿部寛)は、絵の匂いから、これがニセ物だと主張する。文科省を巻き込んだ大騒動になるが、科学鑑定の結果、絵は本物と証明され、華岡は窮地に立たされる。華岡は美術館の館長・塔子(川原亜矢子)がニセ物作りに関わっていると疑い、達郎(香川照之)と捜査を進める。そんな矢先、華岡は何者かに襲撃を受け、嗅覚が使えなくなる…。