プロモーションビデオのディレクターをつとめる竹内スグル監督の「1分間700円」を収録。マイクが鑑別所時代に世話になった神父(柄本明)が人捜しを依頼してきた。探す相手は神父がかつて殺人の告白を受けた青年(浅野忠信)。その時の神父の言葉胸にしまいながら、彼は殺し屋になっていた。「神様が許してくれれば助かる」と、殺す相手にロシアンルーレットを強要する姿が痛々しく描かれる。脚本を刹那的に生きる現代の若者を描かせたら右に出る者はいない漫画家のやまだないとが担当しているのも話題。