王都は炎上し、ルシタニア軍の足音が高らかに響き渡った。アンドラゴラスは不気味な銀仮面の男に捕らえられ、国王を守ろうとした大将軍ヴァフリーズは殺されてしまう。難を逃れた王太子アルスラーンは、忠誠のもとに集まった強者たちダリューン、ナルサス、ギーヴ、ファランギース、エラムら五人の協力を得て、王国復興のために立ち上がった。
ルシタニアに組みする謎の銀仮面の追跡をかわし、アルスラーンは忠臣ダリューンらとともに、パルスの万騎長キシュワードが守るペシャワール城へと入る。彼はそこで、侵攻してきた隣国シンドゥラの無敵の戦象部隊を迎え撃つことに。
パルス王国奪還を目指す王太子アルスラーンは、東方国境ペシャワール城に入城していた。その彼の元に、全国に散っていた精鋭たちが次々と集結する。一方、ルシタニアの王弟ギスカールは、10万の軍勢を集めてこれに対抗しようとしていた。大陸公路は風雲急を告げる！
国境のペシャワール城から出陣したアルスラーン。10万の兵を率い、ルシタニア軍が陣取るチャスーム城、ザブール城をわずか1日で陥落させた。アルスラーンの快進撃の全ては、ダリューンの勇猛とナルサスの知謀によるものであった。一方、銀仮面ヒルメスは、魔道士によって大地に眠る宝剣ルクナバードの存在を告げられていた……。
順調に進軍を続けるアルスラーンだったが、驚くべき情報が届けられる。それは軍侵攻中の留守を狙って隣国のトゥラーンがペシャワール城に攻め込むとのことだった。侵攻先のルシタニア軍と挟み撃ちという形になってしまうが、参謀のナルサスが起死回生の提案をする…。
アルスラーンとパースは東からペシャワールを狙うトゥランの侵攻に立ち向かい、アンドラゴラスは占領下の西部で大胆な行動に出る。
