あさみ(松雪泰子)と一夜を共にした和賀(中居正広)は、起きて来たあさみに「付き合っている女性ともうすぐ婚約する。だから夕べこの部屋には誰も来なかった」と言う。 和賀の言葉にあさみは深く傷つくが、おめでとうと言って部屋を去ろうとする。 そんなあさみに和賀は「君の背中はちゃんと君の生き様を写している。誇りに思えばいい」と言ったのだった。 あさみが部屋を出た後、和賀に一本の電話が入る。玲子(佐藤仁美)からだ。関川(武田真治)との子供が出来たので、和賀とはもう会わないと言う。和賀は祝福の言葉と「楽譜を燃やしてくれてありがとう」と言うが、玲子は「ごめんなさい」とだけ言って電話を切ってしまう。楽譜は燃やしてもらえなかったのか。和賀の心には、再び不安が湧きあがった。和賀は玲子のマンションへ向かうが、何度チャイムを押しても応答がない。動揺する和賀の目に飛び込んできたのは「使用禁止」という張り紙がされた焼却炉だった…。 蒲田西警察署では、吉村(永井大)がある記事に目を付ける。『紙吹雪をまく女』と題されたそのエッセイは、ある美しい女性が紙吹雪のようなものを電車の窓の外にまいていたという内容のものだった。今西に「やってみろ」と言われた吉村は、早速エッセイを書いた男を訪ねる。するとその男は、紙吹雪をまいた女性を知っているという。彼女はクラブ・レインで働く女性・玲子だった。吉村は店を訪ねるが、玲子は既に店を辞めた後だった…。 そんな中、あさみは劇団“響”の主宰・麻生(市村正親)を訪ねていた。衣装スタッフとしてもう一度やらせて欲しいと頭を下