学校から帰ってくるなり、店のガラスケースを覗(のぞ)き込んだ冬子(田島有魅香)はカレーパンが売り切れていることを残念がる。和人(米田良)にカレーパンを食べさせたいと思っていたのだ。そんな冬子の様子を見て、パン職人の喜介(有薗芳記)は、「あの子とは付き合わないほうがいい」と言う。和人の兄がフダつきの愚連隊だと言うのだ。それでも和人の事が気になる冬子は、どうにかして和人にパンを持って行こうとしていた。