近所の夫妻から鶏肉をお裾分けしてもらった飯綱家。御礼を告げる基(駒木根)の傍らには、幼馴染の有意(塩野)がいる。有意は、飯綱家と同じく愛宕家という天狗の末裔の一族で、都会に住んでいるが週末になると里へと帰ってくる。馴れ馴れしく話しかけてくる有意にとまどうオン(越山)。もらった鶏肉で唐揚げおむすびを作ろうとなり、オンは有意と一緒に火を噴き、米を炊くことに。つややかな白米の出来栄えに心が動くオン・・。 さらに、山へ水汲みへ行く道すがら、オンは有意から数ある天狗の末裔の中でも羽を持っているは基だけだと教えられる。