東城医大のMRI室で、左目を撃たれて殺害された北山(尾美としのり)の遺体が発見され、そばに拳銃を手にした島津(安田顕)が倒れていた。第一発見者の宇佐見(福士誠治)は、現場で発砲してきた島津を取り押さえるために気絶させたと証言。北山から賄賂疑惑を追及され、逆上した島津の犯行に違いないと断言する。 友野(矢柴俊博)に続き、Aiセンターにかかわる者がまたMRI室で殺されたことにショックを受ける田口(伊藤淳史)。白鳥(仲村トオル)は、収賄の事実を握りつぶそうとした島津が、秘密を知った友野と北山を殺害した連続殺人の可能性があると告げ、田口をがく然とさせる。医師が院内で連続殺人を起こしたとすれば、東城医大の信頼は失墜し、存続の危機に陥ってしまう…。 そんな折、司法解剖のために運び出された北山の遺体が東城医大に戻ってきた。斑鳩(高橋克典)が笹井(小西真奈美)に解剖を担当させるよう宇佐見に命じたのだ。斑鳩が笹井と手を組んで何かを隠そうとしているとにらんだ白鳥は、解剖前の遺体を密かに運び出してAiを決行。頭部の画像には脳幹部を完全に破壊している銃弾が写り、これが直接の死因になったことは明らかだったが、島津の容疑を晴らすものは見つからなかった。落胆する田口に、白鳥はいずれこの画像が真相を明らかにしてくれるかもしれないと意味ありげにつぶやく。 翌朝、警察庁には斑鳩に激しく詰め寄る宇佐見の姿があった。北山が殺された事件をどのマスコミも報道していないのだ。事件を明るみにし、Aiセンターを潰してやると息巻いていた宇佐見は出鼻をくじかれていた。斑鳩