湖衣姫との子・四郎が病気にかかります。八重が修験者を呼び寄せて、呪(のろ)いの祈祷(とう)「調伏胡麻」を行ったからでした。その頃、越後の長尾景虎(後の上杉謙信)は、関東管領を追放した相模の北条氏康に天罰を下すと決意します。駿河の今川義元は「海を制する者は、天下を制す」と、時の権勢を見守っていました。