祝言の翌朝、晴信(後の信玄)の正室・三条の方の所へ挨拶に赴いた湖衣姫に、三条の方は「殿との契りの様子を話せ」と冷たく迫りました。さらに、侍女の八重が「おここの怨(おん)霊であろう。正体見せよ!」と狂ったように湖衣姫の背を叩きます。屈辱を受けた湖衣姫は、「こうなれば、あの方から武田殿を奪ってやる」と決意するのでした…。