新しい国主の誕生に沸く家臣たちの「御旗楯無、照覧あれ!」の声が、武田館に響き渡りました。晴信(後の信玄)は、まず、国の整備を大事としました。そんなある日、父・信虎が人質にした諏訪頼重の娘・湖衣姫と対面し、晴信は大きな衝撃を受けます。湖衣姫は、何者かに殺害された初恋の娘・おここに瓜二つだったからです。