潤は男装した女の子だった。カヤから「皆には女だってこと、隠したままでいるつもり?」と問われ、言葉に詰まってしまう潤。その頃、あらしと一は雑巾をボールに、ひしゃくをバットにして野球をしていた。あらしは一が投げた渾身の球を見事打ち返すが、打球は勢い余って方舟の屋根にある風見鶏を壊してしまい…。
スイカの買い出しに出かけた一と潤。神社で休憩し1本のジュースを分け合って飲もうとする一。だが、間接キスとなることを気にした潤は飲もうとしない。そして揉み合いになった末、一緒に階段から転げ落ちてしまった二人。幸い怪我はなかったもののなんとお互いの身体が入れ替わってしまっていて…。
マスターから、賞味期限が切れたサバの刺身をタイムトリップで過去に戻って食べられるようにしてくれと頼みごとをされた一たち。カヤに無理だと断られるが、マスターはなかなか諦めようとしない。過去に行けるからといって何でも出来るわけではないとマスターを説得する潤。そんな中、一はふとある疑問を抱くが…。
バイトを終え帰路につくあらしと一の前に、山崎加奈子という女が現れた。加奈子は、あらしの胸に手を刺すと、体からエネルギーを吸い取りはじめた。そんなあらしを助けようとする一だが、ボウガンを突きつけられ身動きが取れない。どんどん弱っていくあらしを見て我慢できず、一は身の危険も省みず加奈子に飛びかかるが…。
あらしを助けるため、加奈子の住む屋敷に忍び込んだ一とグラサン。しかし加奈子に見つかってしまい攻撃を受ける。加奈子のナイフをよけようとしたはずみで、加奈子と同居していたやよゐに触れた一は、彼女と通じて、戦時中にタイムトリップしてしまう。町外れの丘にたどり着いた一とやよゐは、当時の加奈子と出会い…。
加奈子とやよゐから存在を維持するためのエネルギーを戻してもらい、目を覚ましたあらし。一方であらしにエネルギーを返した二人の姿は急速に薄れていき、今にも消えようとしていた。あらしの力を奪ったことを謝罪した加奈子とやよゐは、消えてしまうのはあらしの力を奪った罰だと、自らの運命を受け入れようとするが…。
方舟へ行く途中、あらしからサクランボ爆弾の名前を“キューティーチェリーちゃん”に変えようと提案された一。抵抗する一だが、あらしに押し切られて名前を変更することに。方舟に着くと一は、“キューティーチェリーちゃん”の完璧な出来栄えに満足していた。するとどこからか「赤木圭一郎よ!」という女の声が…。