With a limited amount of time before they launch, the team search for materials they can use to keep the sponge tires dry. Visiting the hotel's utility room, Mutta borrows some silicone sealant from the janitor, which he uses to waterproof the tires. With all their elements in place, along with Mutta's addition of a toy astronaut to represent the purpose of the experiment, the rover manages to make it 200m from the target goal before its battery dies, ranking them fifth overall and second amongst the AsCans. After the contest, they are approach by the winning team, whose director turns out to be none other than Naoto, who is working hard to develop a Japanese manned rocket.
宇宙飛行士候補生の訓練として、カムバックコンペティションに参加することになった六太たちは、2週間の準備期間を経て、ついに大会当日を迎えていた。
しかし、六太たちE班には試練が待ち受けていた。局地的な雨によって、コースの一部がぬかるみになってしまっていたのだ。
E班のローバーはスポンジタイヤ。スポンジが水分を吸収してしまったら、負荷がかかって止まってしまうのだ。打ち上げまで時間がない。
六太たちは、スポンジタイヤを濡らさない方法を、早急に考えなければならなくなった。
宿泊していたホテルに戻り、なにか使えるものはないかと探す六太たち。
案内して貰った備品倉庫で、六太は気づく。
このコンペの訓練は、チームワークの向上だけが目的はないこと。
今体験しているのは、宇宙開発の縮小版であり、宇宙飛行士を無事に送るため、支える側の人達がやってきた仕事なのだ――と。
六太たちがコンペ会場のテントへ戻ってくると、すでにロケットの打ち上げが始まっていた。
「大丈夫だよ、みんな。想像では、うまくいってる!」
六太は、備品倉庫で手に入れた『シリコンボンド』をスポンジタイヤに塗ると、見事、水濡れを防止することに成功した。
コンペ結果発表――。
六太たちE班は、全体の5位になることができた。
1位のチームは、日本からきた海人チーム。
どのチームもゴールまで届かない中、海人チームのローバーは圧倒的なスピードで、ゴールフラッグに辿り着いたのである。
日本人同士ということもあり、気さくに話しかけてくれる海人チーム。
そしてなぜか、海人チームの上司が