田舎町から離れるべく、自転車で東京を目指す三島(荒木飛羽)と桐野(曽野舜太)。心ここにあらずの桐野を三島は気に掛けるも、その心配は杞憂に終わることはなかった…。 桐野の母・竹子(荻野友里)の体調が芳しくないことを知り、田舎町へ引き返すことになった2人。旅の終わりに導かれるように、三島と桐野の関係、そして自身のアイデンティティとの決別の道へと向かっていく。 「宝物のような時間…楽しかったんだ…凄く…」 ひと夏の淡い青春物語は、どう幕を下ろすのか―。