芹沢理一(妻夫木聡)は、長谷部幸平(田中圭)と木田貴司(西野亮廣)に頼まれ、牧野衣咲(深津絵里)の会社が企画した、雑誌の付録DVDの試作品を監督した。衣咲は、撮影にのめり込む理一に魅力を感じるが、同時にその輪に入り込めない自分を感じ、一人で英介(藤木直人)のバーに行き涙を流す。
そんな衣咲のショップに、夏休みを終えた小池実乃(広末涼子)が戻ってきた。英介と実乃の“疑惑”の鹿児島行きをうらやましがる衣咲。すると、実乃は衣咲に、英介を好きなのでは? と問う。衣咲が否定しながら話題を変えると、実乃は誕生日には会わなかった6年前の彼、佐々木明(高岡蒼佑)と再会の約束をしたと言う。実乃は、一緒に行って欲しいと衣咲に頼むが、衣咲は2人の邪魔になるだけだと断った。
理一は、幸平の部屋で先日のDVDを編集。最終的な仕上げは、次の週に木田の会社ですることになるが、理一は教習所の研修があるからと言って断る。
その夜、英介のバーに行った衣咲は、広瀬歩美(小林麻央)に会う。英介が、その珍しい顔合わせを指摘すると、2人は店の前で偶然会ったと口をそろえた。理一と歩美の関係が進んでいないことを心配する英介に、歩美は、理一が何を考えているのか分からないと言い出す。理一は何も考えていないのでは? と、口を挟んだ衣咲に向かって、理一のことをよく分かっている、と嫌味を込めて言う歩美の様子に、衣咲が居心地の悪さを感じていると、園田雪絵(蛯原友里)が犬を連れて入ってきた。アルフレッドという名のその犬は、英介と雪絵が2人で飼っていたものだった。CM撮影で海外に行く