宮本夏子(鈴木保奈美)は専業主婦。娘の華(島崎遥香)の二十歳の誕生日を祝おうと心のこもったディナーを準備していた夏子は、帰宅した夫の明良(宇梶剛士)から「会社を辞めてきた」と衝撃の事実を告げられる。夏子は自分が仕事に出ようと考え、就職試験をいくつも受けるが、アラフィフの専業主婦を正社員で雇ってくれる会社は見つからない。そんなある日、地元のスーパーマーケット「宝屋」に夏子は買い物に立ち寄る。店長の岡野(岡田義徳)はじめ店員たちもみな何となくよどんだ雰囲気の「宝屋」で、夏子は思いがけない行動に出ることになって…。