平尾隆之介(竹野内豊)は「がんばって産もう・・・一緒に力を合わせて」と小谷チヨ(広末涼子)に思い切って告げた。だが、チヨの返事は「やっぱりイヤ」。「その場の勢いで言ってるんじゃない?」と言うチヨの鋭い突っ込みに、隆之介の言い訳も限界。チヨはそんな隆之介に「勢いじゃない」証拠を見せてと迫る。チヨが提案したのは、彼女の父親・小谷一徹(千葉真一)に妊娠の事実を報告すること。隆之介は「必ず言ってみせるよ」と大見得を切るのだが・・・。 早速、川口英太郎(阿部寛)のマンションに隆之介、チヨ、小谷亜紀(石田ゆり子)、有森みさと(片瀬那奈)、新庄巧(妻夫木聡)が集合して「隆之介&チヨの一徹への妊娠報告」作戦会議。しかし、出迎えた英太郎の顔には青あざが。英太郎は、亜紀を妊娠させたと誤解した一徹に殴られたのだ。隆之介とチヨの場合は本当に「できちゃってる」から殴るぐらいでは・・・。対策を講じる一行だが出てきた答えは、打つ手なし。 ならばと、みさとが提案した「妊娠は隠して、結婚だけ報告すれば?」に、一同合意。まったをかけたのは当事者のチヨ。「あたし・・・結婚するの?」と、すっかり忘れていた衝撃の事実。「(結婚して)いいの?」と聞くチヨに、隆之介は「よ、よろこんで」とマヌケな返事。隆之介とチヨの「できちゃった“隠して”結婚」が成立する。 翌日、隆之介は母・公子(木の実ナナ)に結婚報告をしようと決意。公子の長電話を待って、やっと切り出したところへ、妹の昌子(今井陽子)と旦那の田中和正(酒井敏也)が子供たちを連れて乱入。結局、公子のみならず妹夫婦も隆之介の結婚を知ることに。ここで肝心なのは、公子たちが隆之介の結婚相手の名前を知り得なかったこと。“できちゃった”ことと相手が20歳ということに動揺した公子に、そんな余裕は(?)なかったのだ。