医学部進学を目指して浪人生となった戸志野はじめ(豆原一成)は、家族のハワイ旅行に置いていかれ、家で一人勉強をしていた。夕飯にデリバリーを頼むと、店の手違いでなぜか頼んでもいないハワイアンピザ。「間違えてます!」はじめはドアを開けて大声で叫ぶが、配達員は去った後だった。深夜、インターホンが鳴る。玄関モニターを確認すると見知らぬ少女(莉子)が映っていた。「わたしはだれ?」「ここはどこ?」気味悪く一度は無視するものの、インターホンを連呼され、ついにドアを開けてしまう。銃を向ける少女X。銃とスタンガンを持っているが、少女Xには記憶がなかった。彼女はなぜはじめのもとにやって来たのか。はじめは少女Xの記憶を呼び覚ますため、花の香りを頼りに植物園へ行くが手がかりを得られない。帰ると家には近所で起きた殺人事件の聞き込み調査で刑事(渡辺いっけい)がやって来て…。