清瀬直弘(三浦友和)と祐理(マイコ)の関係が親子だとわかり、峯子(原田美枝子)殺害について二人の共犯説は消えたものの、清瀬のアリバイが怪しくなってきた。犯行時刻には自分の会社にいたというが、その時間に電話をしたが誰も出なかったと証言した人間が現れたのだ。清瀬の会社の税理士・岸田要作(笹野高史)の息子・克哉(速水もこみち)だ。清瀬はその時間、事務所でなく倉庫にいたので電話は聞こえなかったと加賀(阿部寛)に説明する。 加賀は克哉の自宅を訪ね、さらに詳しく電話の件を探った。すると、ひょんなことから克哉自身の犯行当日の行動が曖昧なことが判明し、加賀の矛先は克哉にも向くことになる。さらにその克哉が、峯子とは6年前に会ったのが最後と言うものの、峯子が引っ越した最新の住所が記された転居通知を持っていた。ということは、克哉は殺害現場である彼女のマンションに行くこともできるし、それを清瀬に知らせることもできたわけだ。 克哉は本当に峯子を殺したのであろうか?克哉の隠していることは一体? ついに、峯子殺人事件の本命容疑者の登場か!?