日本人の4人に1人は頭痛もち。実は、これまでの頭痛タイプの見分け方には大きな落とし穴がありました。それを知らずに頭痛薬を漫然と飲み続けていると、かえって頭痛が悪化することもあるのです。そこでガッテンでは、最新の見分け方から予防法まで、頭痛の全く新しい常識を大公開!
日本人の頭痛人口について
頭痛には、緊張型頭痛や片頭痛などの慢性的な頭痛(一次性頭痛)、脳腫瘍やくも膜下出血などの命にかかわる頭痛(二次性頭痛)があります。
慢性的な頭痛の患者は全国に3000万人いると言われています。今回番組で扱うのは患者数が多い「慢性的な頭痛」です。
頭痛は治療すべき病気
番組では、片頭痛患者の脳に現れた「白質病変」を紹介しました。脳の白質という組織がはがれた痕(あと)で、認知症や脳卒中の人に多く見られます。
頭痛がそれらの病気につながるわけではありませんが、強いダメージが脳に加わっていることが分かってきました。頭痛は我慢せず、きちんと治療すべき病気なのです。
「片頭痛」と「偏頭痛」
「片頭痛」は「偏頭痛」と表記する辞書もありますが、医学界では従来「片」の字をあてており、番組でもこれにならいました。また、多くの辞書でも今後「片」を用いようとしています。