英二郎(妻夫木聡)は安富(鹿賀丈史)の指示を無視して救急隊の受け入れ要請に応じるが、運ばれてきた患児に何も処置をすることができずにいた。慌てて駆け付けた安富と石川(小林すすむ)は、英二郎が救急患者を受け入れたことを批判し、「命を預かることの怖さ」が分かっていないと、自宅待機を命じる。そんな中、英二郎は外科研修で世話になった白鳥(三浦友和)と再会。白鳥は「行き詰まったら振り返ることも必要」と助言した。英二郎は研修医になり立ての時にアルバイトで行った誠同病院の事を思い出す。「あの頃から、先に進めているのだろうか?」と悩む英二郎は、以前患者を目の前にして逃げ出してしまったあの場所、服部院長(緒形拳)のいる誠同病院に電話をかけることに。