大坂の専称寺で航海術を学ぶ龍馬(福山雅治)たち土佐藩士に、土佐への帰国命令が届く。勤王党の弾圧を始めた容堂(近藤正臣)が発したのだった。帰国を拒む龍馬たちは再び脱藩浪士の身となってしまう。龍馬たちが身を寄せる大和屋の徳(酒井若菜)は商人だった近藤長次郎(大泉洋)を心配していた。そして、龍馬の身を案じた乙女(寺島しのぶ)からは、龍馬に金5両が届けられる。 岡田以蔵(佐藤健)は、なつ(臼田あさ美)のもとで身を隠していたが、役人に脅えるなつを見て去っていく。しかし、なつは龍馬たちに以蔵を探してほしいと頼む。龍馬は、なつのために京都に向かう。 その頃土佐では、武市の牢のそばで島村衛吉(山﨑雄介)が吉田東洋暗殺犯を捜す後藤象二郎(青木崇高)の拷問を受けていた。京で以蔵を捜す龍馬は扇岩という宿に泊まる。そこで宿屋の主人とひとりの女が言い争う声を聞く。その女はお龍(真木よう子)という名で、ならず者に連れ去られた妹たちを助けに行こうとしていたのだった。龍馬は持ち合わせていた5両をお龍に貸す。そして、再び京の町に出た龍馬は、近藤勇(原田泰造)ら新選組に追われる以蔵を発見する。