江戸での剣術修行を終えた龍馬(福山雅治)は土佐に帰る。半平太(大森南朋)はかつての仲間たちから先生と呼ばれるようになっていた。弥太郎(香川照之)は加尾(広末涼子)に結婚を申し込むが、断わられてしまう。龍馬が弥太郎とともに絵師の河田小龍(リリー・フランキー)を訪ねると、小龍の話を聞こうと多くの若者たちが集まっていた。そこには、龍馬の幼なじみの饅頭屋の近藤長次郎(大泉洋)がいた。小龍は西洋文明がいかに進んでいるかについて話す。それを聞いた半平太は攘夷を主張し、弥太郎は異国船など関係ないと言い、龍馬は黒船の影響は避けられないと言う。小龍は黒船を見たという龍馬に興味を抱き、龍馬の家に押しかける。その時、父・八平(児玉清)が倒れてしまう。八平は小龍の知り合いの医者の手当てで回復する。小龍は坂本家に居つき、一枚の絵を描き始める。 弥太郎は、加尾の働きにより江戸行きの夢が叶い、江戸に向けて旅立つ。龍馬には小龍からアメリカに行ったジョン万次郎の話を聞く。龍馬は八平を桂浜に連れて行き、船を作って遠い異国を家族と一緒に旅するのが夢だと語る。小龍は、坂本家のために龍が天に昇っていく絵を描いていた。