“旧家”と呼ばれる家に嫁いだ朝倉唯(野村麻純)。格式にこだわる厳格な姑・美津子(丘みつ子)と息が詰まるような毎日を送っていた。心の支えは夫の渉(笠原秀幸)と5歳の息子・悟。夫との関係は良好で離婚は考えたこともなかったという。 しかし、ある日、唯は夫の渉が浮気相手と思しき篠原冬美(佐藤江梨子)と一緒にいるところを見てしまう。耐えかねた唯は、飛鳥(高橋メアリージュン)のもとを訪れる。 飛鳥と唯、純(樋口幸平)の3人は、冬美の自宅から出てくる渉をつかまえ不倫の事実を問いただすが、渉は、冬美は幼馴染であり姉のような存在であると否定。さらに、診断書を見せながら冬美は末期がんで余命半年と説明し、“そばに居させてくれないか”と唯に懇願する。 唯は夫の説明を受け入れるが、飛鳥は渉を警戒。余命半年だという冬美の調査に乗り出す。