無関係な馬場ふみかを、危険な事態に巻き込んでしまったことに責任を感じた松下は覚悟を決め、佐藤浩市の待つ場所へと向かう。 日差しが強くなり始めた初夏、金属と油の匂いがする横浜市内の工場。 互いに別の顔を持つ2人の直接対決は、多くのスタッフと、映画撮影用のカメラが回る撮影現場で幕を開けた。