7月に運行を開始した豪華列車「THE ROYAL EXPRESS」。列車デザインのカリスマ・水戸岡鋭治(70)が、新たに挑んだプロジェクトだ。横浜から伊豆を走る、全国最大級の8両編成という豪華列車。これまでにない「夢の列車」を作るには、どうすればいいか。プロジェクトを成功させるためには、職人たちの気持ちを最大限に奮い立たせなくてはならなかった。水戸岡は、職人たちを一斉に集め、これまでにない「夢の列車」の構想を熱く語った。水戸岡は言う。「面倒なことをやれっていうのはね、それは一番簡単なことだけど、そんなことやってくれるわけないですよね。“予感の共有”っていいますか、みんなが何となくこの仕事やると楽しくなりそうとか、おもしろくなりそうとか、成功しそうだという感じね。その“予感の共有”ができたときは、プロジェクトが成功する可能性が高いですね」