オリンピック2連覇、世界選手権6連覇。「史上最高の体操選手」とされた絶対王者・内村航平(31)が大きな決断を下した。6種目で競う個人総合を断念し、鉄棒1種目に絞って東京での金メダルを狙うという。だが全人生をかけて取り組んできた個人総合に別れを告げるまでには知られざる葛藤があった。私たちは去年夏から月1回インタビューを実施。極秘のオーストラリア合宿にも同行。誰も知らない、王者の心の軌跡が明かされる。