強く、しなやかに がんに挑む 乳腺外科医・明石定子

女性がかかるがんの中でもっとも多い、乳がん。11人に1人が罹患するいま、手術から化学療法まで、治療法もめまぐるしい進歩を遂げている。そのフロントランナーとして注目されているのが、昭和大学病院のブレストセンターでメスを執る外科医・明石定子(53)だ。乳腺外科一筋25年の明石。その腕を頼って全国から患者が訪れ、これまでおよそ3000件の乳がん手術を任されてきた。明石の手術最大の特徴は、術後にあわられる。がんを切除した胸ができるだけ変形しないよう、細やかな手技で形を整える。さらに、術後の痛みも少ない。 その明石が、もっとも大切にするのは、患者が「納得」する治療を施すということ。ただがんを治すだけではなく、患者が自ら治療法を選択し、納得することで、その後の人生を前向きに生きられると考えている。 “神の手”とまで言われる繊細な技と、患者への深い思いを見つめる。

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  • Originally Aired December 3, 2018
  • Runtime 45 minutes
  • Network Japan NHK
  • Created December 29, 2023 by
    atsumori
  • Modified December 29, 2023 by
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