未知の魚を求めて、世界の海に潜る河原直明(44)。多くの水族館が展示用の生物を業者から買う中で、葛西臨海水族園は自ら採取する専門部署を持つ。そのリーダーが河原だ。魚の種類ごとに行動を予測し、捕獲作戦を遂行する河原のプロの技を、潜水撮影を駆使し、半年間かけて撮影した。日本固有種が生息する小笠原や、南極にほど近く「謎に包まれた海域」といわれるオーストラリア南部での、知られざる戦いを追った!