その小児科病棟は、不思議と柔らかな空気がある。厳しい医療環境にある子どもたちの心を支えるのが、佐々木美和(41歳)。チャイルド・ライフ・スペシャリストという日本ではまだ50人程の職種を切り開き、千人以上の子どもたちに伴走してきた。医師と患者の間に立ち、主体的に治療に向かえるためのサポートを行う。ささやかな日常を取り戻すためにできること。子どもたちが教えてくれた、涙が笑顔に変わる時。#君の声