倉坂澪(天海祐希)に出されたアメリカのエージェントからの解雇通知を発見してしまった玲奈(片瀬那奈)は動揺を隠せない。澪の正体を暴こうと奔走していた哲郎(小泉孝太郎)は義父である市長、井坂清忠(岸部一徳)に澪の正体も暴けない上に玲奈との関係も疑われ、家を出るよう言い渡されてしまった。傷ついた哲郎のためになればと玲奈は解雇通知を哲郎の手に渡してしまうのだった。そうとは知らず、澪のもと結束を固めるシャンソンズは音楽堂廃止の署名集め運動を行い、ブロードウェイスター倉坂澪の名前を売りにして順調に署名を集めていた。人の心に訴えることの難しさを知った忠子(石田ゆり子)はうまく言葉にできない気持ちを歌で伝えたいと、シャンソンズのテーマにメッセージソングをあげる。忠子は曲目も考えてくるのだが、澪も任せていられない、曲は自分が決めると言い張り、2人の曲、どちらが人々の心をより強く打てるかで決めることに。
そんな中、澪の貯金も底をつきパチンコで一攫千金をねらうが大失敗。そこで偶然出会ったパチンコ好きの玉子(菊地美香)に指南されながらとりあえずのお金を手にすることに成功する。玉子頼みだったのに玉子の姿が練習室に見えない。実は夫の小さな裏切りや姑からの言葉に傷つき、歌えなくなってしまったというのだ。
そして澪、シャンソンズを今までにない事態が襲う。井坂市長が練習室に乗りこんできたのだった。井坂市長の狙いとは。