昭和39年になると、大河ドラマ「赤穂浪士」も始まり、映画の観客動員数は、33年のピークからわずか5年で半減していた。美月(大橋梓)は小学5年になり、滝乃(大竹しのぶ)の自家用車で送迎されて、弟の梓(小谷力)は、愛子(賀来千香子)の教育方針で、近所の公立学校へ通っていた。愛子は、美月と少しでも一緒にいるために、椿屋の手伝いをしている。役員たちに喝を入れ、大京映画の起死回生を図る黒田(國村隼)は…。