去年7月、福岡県中間市で5歳の倉掛冬生ちゃんが保育園の送迎バスに取り残され、熱中症で死亡した。事件直後から、園長が1人でバスを運行していたことや、園児の出欠を職員間で共有していなかったことなどが、次々と明らかに。取材に応じた元職員は、ずさんな安全管理が常態化していたと証言し、「明らかに間違っていても、指摘するのにためらう空気があった」と語った。「どんなに暑かったか」遺族の心は張り裂けたまま。