団蔵(だんぞう)の村では、敵がすぐに入ってこられないように堀をめぐらせてあった。一番浅いところから攻め入ろうとしている代官横槍入十郎(よこやりいれじゅうろう)の作戦を知った山田先生は、山彦(やまびこ)の術を使って退治しようと考えた。