岡田健吾(竹野内豊)は、電車に飛び込む寸前の槇原梨沙(上戸彩)を救出すると、借金を払ってやるから結婚してくれ、とプロポーズした。妹を助けるために結婚し肝臓を分けてほしい、と言うのだ。梨沙はとまどうが、借金を肩代わりしてもらうのを条件に承諾した。
健吾の母・和子(原田美枝子)は、健吾が梨沙と結婚すると聞き驚くが、入院中のマリア(北乃きい)を助けるのにほかに手段はないという健吾に、返す言葉がない。健吾は梨沙に、梨沙がドナーに適合すると判れば、肝臓の移植手術を受けることになると告げた。梨沙は、手術が成功したら、100万円を上乗せすることを健吾に約束させた。
翌日、イメクラにいた梨沙は、指名を受け個室に入っていく。と、そこにいたのは、兄・修一(稲垣吾郎)だった。梨沙と連絡が取れないため、店にやってきたのだ。梨沙は、店長を呼ぶと修一を店外へ。修一は、店の男たちから、殴る蹴るの暴行を受けた。