慶長20(1615)年、「夏の陣」が勃発するが、豊臣方は敗戦の色を深めていた。そんな中武蔵(市川新之助)は、宗矩(中井貴一)が大坂城内に攻め入ったと知る。火が放たれた城内で、武蔵は宗矩を捜し出す。鎧を着けず、捨て身で対峙する武蔵に、宗矩も鎧を脱ぎ、真剣勝負に応じる。一方、大坂の町は、略奪と暴行の場と化していた。武蔵はお通の元に戻り、二人で大坂を脱出する。