何の取り柄も才能もない平凡な高校生・鴨川嘉郎(染谷将太)は、ある日突然、人の心の声が聞こえるという超能力に目覚め、戸惑ってしまう。 しかし、憧れの転校生・浅見紗英(真野恵里菜)に対して教師の林(矢柴俊博)が下心を持っていることが分かると、「僕が君を守るでね」と使命感に燃え、さらには「僕が世界を救うだに!」と舞い上がる。そんな嘉郎のことを謎の高校生・ミツル(栗原類)が見つめていた…。その頃、嘉郎行きつけの喫茶店のマスター・輝光(マキタスポーツ)や嘉郎の幼なじみ美由紀(夏帆)にも異変が起こり始めていた。 さらに、愛知県・東三河に超能力者が多数出現し始めていると聞きつけ、怪しげな教授(安田顕)が助手の秋山(神楽坂恵)を引き連れ町にやって来て…。
人の心の声が聞こえるという超能力に目覚めてしまった高校生・鴨川嘉郎(染谷将太)は、想いを寄せるクラスメート・浅見紗英(真野恵里菜)のドス黒い心の声を聴いてしまう。なんとか誤解を解きたい嘉郎だったが、紗英にロクでもない場面を目撃され、ますます深みにハマる。 喫茶店のマスター・輝光(マキタスポーツ)に相談しようかと考えたものの、輝光は“テレキネシス”という超能力を自分の欲望を満たすためにしか使わず、嘉郎は相談する気が失せてしまい…。 そんなある日、嘉郎は幼なじみの美由紀(夏帆)が、自分と同じ超能力を持っていることに気付く。しかし、自分の能力に苛立つ美由紀は、心を閉ざし周囲の声をシャットアウトしてしまう。そんな美由紀に彼氏の嘉山(中尾明慶)があることを企み…。
ひょんなことから、幼なじみの美由紀(夏帆)が、自分と同じく人の心の声が聞こえるという超能力(=テレパシー)を持っていることに気づいた嘉郎(染谷将太)。その能力で無事、美由紀をピンチから助け出しホッとしたのも束の間、ある日、嘉郎はバスケ部の榎本(深水元基)が、一瞬姿を消し、次の瞬間には別の場所に全裸で現れるという不可解な場面を目撃してしまう。突然のことに大騒ぎになる周囲をよそに、榎本に目が釘付けになる嘉郎・・・。 「まさか。あの人も…エスパー!?」 一方、自分がテレポーテーションを使えることに気づいた榎本は、前から可愛いと目をつけていた浅見紗英(真野恵里菜)が放課後、部室に一人きりになる機会があることを聞き、とんでもないことを画策し始める・・・!
超能力を生かして「世界を救うんだ!」と息巻いている嘉郎(染谷将太)。しかし現実は想いを寄せる紗英(真野恵里菜)のドス黒い心の声を聞いてへこんだり、同じ能力を持つ幼馴染の美由紀(夏帆)に心の声を聞かれたりと、冴えない日々を送っている。 ある日、美由紀に「紗英が処女だという証拠はあるのか」と問い詰められた嘉郎は、激しく動揺し、さらにネット上で「東京の女子高生の4割は経験済み」という情報を目にしてしまい、大ショック。 そんな中、校内を歩いていた嘉郎は、「僕は透視能力を手に入れた。全てが見えるんだ・・・。」という矢部(柾木玲弥)の心の声を聞き、秘策を思いつく。そして美由紀、輝光(マキタスポーツ)、榎本(深水元基)、矢部と共に大作戦を決行することになったが・・・。
超能力を持つ仲間たちと協力し、想いを寄せる紗英(真野恵里菜)が処女だと(勝手に)確信した嘉郎(染谷将太)は、これで心置きなく世界を救えると安堵する。しかし、自分の能力に戸惑う美由紀(夏帆)をはじめ、超能力を自分の欲望を満たすためにしか使わない輝光(マキタスポーツ)や榎本(深水元基)、意味不明な自主トレに夢中な矢部(柾木玲弥)・・・と、能力者は頼りないメンバーばかり。世界を救うために、もっと頼れる仲間を見つけようと決意する。 ある日、嘉郎は、喫茶シーホースにいた男・英雄(鈴之助)の会話から、彼が物体の持ち主の思いや記憶を読み取れる“サイコメトラー”だと気づく。何とか英雄とお近づきになりたいと思った嘉郎は突然、「合コンしましょう!」と提案する!
ある日、嘉郎(染谷将太)とヤス(柄本時生)は、街中で林先生(矢柴俊博)と夏目先生(森田彩華)が一緒にいるところを偶然目撃する。ヤスが二人の仲をはやし立てると、それに気づいた夏目は右手をヤスに向け、強く握る仕草を見せる。すると、突然ヤスが股間を抑えて倒れこんでしまい・・・。 その頃、不可解なニュースが続き、東三河に危機が迫っていると察知した教授(安田顕)。教授は助手の秋山(神楽坂恵)に指示して、嘉郎や美由紀、輝光らをはじめとする、この町の超能力者たちを招集することに。自分は選ばれし者であるに違いないと信じ、胸を高鳴らせつつ説明を聞く嘉郎。教授いわく、超能力に目覚めるには、3つの条件があるというが・・・。 そして紗英に魔の手が忍び寄る!!
浅見教授(安田顕)が紗英(真野恵里菜)の父親であると判明し、さらに、紗英が超能力研究に強い嫌悪感を抱いていると知って落ち込む嘉郎(染谷将太)。しかし、後日紗英から謝罪の電話が入り、2人の距離が縮まったと勘違いして浮かれる。そんな嘉郎の姿を見つめていたミツル(栗原類)は、「ついにこの日が!」と不敵な笑みを浮かべ・・・。 一方、近ごろ店に女性客がやってこないことを不思議に思った輝光(マキタスポーツ)は、ヤス(柄本時生)から、近所に新しくできた喫茶店「オンコ園」の存在を聞かされる。なんでも、その喫茶店は特に女子に大人気で、コーヒーに定評があるらしい。早速、輝光が偵察に訪れると、変なウェイトレス(今村美乃)が“淫靡コーヒー”なるものを女たちに振る舞っていた!
ある日、超美人を見かけた輝光(マキタスポーツ)は、嘉郎(染谷将太)を引き連れビリヤード場へ。嘉郎がトイレに離れた隙に、輝光は美女・サリー(河合青葉)との再会を果たす。デートの約束もしたと有頂天の輝光。だが嘉郎には、どう見ても美女には見えず・・・。 気になった嘉郎は美由紀(夏帆)とともに、浅見教授(安田顕)に相談する。すると教授から、それは恋愛感情を操作する超能力“ラブ・コントロール”であり、特に性欲の強い人間には効きやすいと聞く。さらにこのままでは輝光の能力に必要なエロが奪われ、果ては廃人になってしまうと知る。輝光の身の危険を感じた嘉郎は、二人を別れさせようと思うが、一方で美由紀は、外見に惑わされず真実の愛を知っただけではないかと言い・・・。
嘉郎(染谷将太)は見知らぬ占い師・土岐野(本郷奏多)にタロット占いをしてもらう。すべてをズバリ言い当てられ驚く嘉郎をよそに、土岐野が最後のカードをめくると、そこにはドクロが・・・。 シーホースで目覚めた嘉郎。いつのまにか眠っていたようだ。その後、店を出て土岐野に再会した嘉郎は、先ほどのドクロが“破滅”を意味することを聞く。このままでは人生そのものが駄目になるが、好きな人に告白すれば破滅を打破できると助言され、嘉郎は紗英への告白を決意。 だが、渾身の告白むなしく、あっさりとフラれてしまう。耐え切れずその場から逃げ去り、車道に飛び出してしまった嘉郎。次の瞬間、迫っていた車からブレーキ音が鳴り響き・・・! 再びシーホースで目覚めた嘉郎。その後起こる出来事すべてが“デジャブ”に感じて・・・!?
シーホースにやってきた榎本(深水元基)は、「エスパーをやめようと思う」と輝光に告白する。聞けば、先輩と始めたマラソンが思いのほか楽しく、超能力を使って楽して生きるのはやめると言う。さらに「童貞こそかっこいいんだ!」と言い残し、旅に出てしまう。榎本の言葉に感化された輝光は、自分の力を再確認しようと試すが、やはりエロいモノしか動かせず、改めて自分の無力さに気づくのであった・・・。 一方、エスパー研究に思い悩む教授(安田顕)は、たまには息抜きしようと秋山(神楽坂恵)を公園デートに誘う。同じ頃、嘉郎(染谷将太)も美由紀(夏帆)からデートに誘われ、奇しくも教授たちと同じ公園に向かうが、そこで紗英(真野恵里菜)にも会い・・・。
娘の紗英から研究を激しく否定されて以来、連日、酩酊するまで飲み明かし、堕落した生活を送る浅見教授(安田顕)。出会った頃の面影がない教授に、嘉郎は不安な気持ちを募らせていく。 一方、自堕落な自分を嘆く輝光は、なぜか純白ネグリジェ姿の紗英が部屋で眠っているのに気付き驚く。悪びれる様子もなく、急に「私を抱きしめて!」と迫る紗英。女性経験のない輝光は、思わずその場から逃げ出してしまう…。部屋に残り、ひとり輝光の慌てた様子をあざ笑う紗英の前に、“西郷隆盛”と名乗る男性(竹内力)が出現。そして紗英に手をかざすと紗英の体が固まり…!? その頃、いまや緊張感ゼロのエスパーたちの状況を憂う嘉郎は、秋山(神楽坂恵)の企みに乗り、世界を守るためにある決断を下す! エスパー決戦3部作が怒涛の展開!
突然、紗英に何者かが憑依したように語りだした! 「駅前のパチンコ屋の屋上にあるスペースシャトルはUFOだ!」 すぐに教授は、秋山に調査を指示。秋山はハリボテだと言うが、教授は紗英が超能力研究を理解してくれたと喜び、その言葉に耳を傾けない。さらに、エスパーやマスコミを前に「みんなであのUFOが飛び立つのを阻止しよう!」と訴えかける。教授の発言はマスコミにも大きく取り上げられたが、誰にも信じて貰えず、いつしかエスパー達は街の笑い者となってしまう…。 そして、全ては唐突に終わる。なんと紗英が東三河を去ってしまった。以来、落胆する嘉郎はじめ、エスパーたちは、それぞれ何事もない以前の生活へと戻っていき――。 だが……とても恐ろしい事態が……東三河と嘉郎を待ち受けていた!!! 驚天動地、予測不能のクライマックス! 果たして嘉郎は世界を救えるのか!?
「超能力で世界を救うんだ!」…そんな思いを抱く鴨川嘉郎(染谷将太)は、突然人の心の声が聞こえるようになった、愛知県東三河に住む普通の高校生。さらに喫茶店のマスター・永野輝光(マキタスポーツ)はテレキネシス、先輩の榎本洋介(深水元基)はテレポーテーション、同級生の矢部直也(柾木玲弥)は透視の能力を持つ。 ある日、嘉郎のもとに、東京へ戻った愛しの女性・浅見紗英(真野恵里菜)から『助けて』というメールが届く。父親で教授の浅見隆広(安田顕)と秘書の秋山(神楽坂恵)は、敵エスパーに誘拐されたのではと心配する。そこで嘉郎、輝光、榎本、矢部の4人は、紗英が通う定時制高校に潜入することに。しかし教室に入ると、キャバクラ嬢風や風俗嬢風の女性たちが言い争っていた。クラス委員の橘シズカ(北原里英)は、スケバンに脅されている。シズカの話では、ハルカ(橋本マナミ)率いるキャバクラ嬢軍団、カリナ(平岡亜紀)率いる風俗嬢軍団、冴子(桜井ユキ)率いるスケバン軍団3つのグループがあり、派閥争いが絶えないという。また、担任の梶本幸雄(片桐仁)によれば、紗英は3日ほど無断で休んでおり、考えられる理由としては、進学校に編入するはずだったのに、手違いでこの高校に通う事になり、来るのがイヤになったのではないかと話す。 3つの軍団の抗争とまだ見ぬ敵エスパーの存在…。紗英は一体どこに…。 心配する嘉郎をよそに、紗英を一緒に救うはずの輝光、榎本、矢部は各軍団に取り込まれてしまう。動揺する嘉郎に、対決が近づいていることを察知したシズカは、抗争を止めると言い出す。嘉郎も力になろうとするが、
あの夜目覚めた超能力で、地球とあの子を守るだに!! 突然人の心の声が聞こえるようになった鴨川嘉郎は、運命の出会いを夢見る高校2年生、童貞。早速、憧れのあの子の本心を聞いてみる。『鴨川君、絶対私でオ●ニーしてるよな』…オーマイガッ!!時を同じくして、悪のエスパーによる人類滅亡の序章【世界エロ化計画】が始まる。 超能力研究者の浅見教授は、嘉郎と同じく超能力に目覚めたエスパーたちを招