眼前に地球を据え、いよいよアイダホに大気圏突入の瞬間が迫っていた。タップと、彼に合流したケーンたちがとりあえずギガノスの衛星軌道軍を退くものの、これからが正念場である。船体とタンクを分離しなければ大気圏への突入ができないが、人手が足りないこともあり、軍人たちは不本意ながら難民への協力を呼びかけた。最初は巻き込まれることに抵抗していた難民たちだったが、タイムリミットも迫っているとあり、リンダの立候補を皮切りに一丸となって作業を進めることにした。 大気圏突入まで迫るタイムリミット。それに対してギガノスも阻止攻撃を仕掛けてくる。難民たちが軍人と共に作業を進める中、ケーンたちは唯一の防衛線として反撃を試みた。そして最後まで手間取ったタンクの接合部分を破壊して強引に切り離し、半ば逃込むようにして大気圏に突入。ドラグナーもむき出しのままコンテナに取り付いて大西洋上に落下したのだった。