学生時代から異常に存在感が薄かった38歳の島田は、友人からの勧めで怪しすぎる儲け話に乗り、すべてを失った。森の中で自殺を図ろうとするも、うまくいかず。死ぬこともできない自分に絶望し地面に寝そべっていると、最近ソロキャンプにはまっている店主が突然現れる。島田をキャンプの達人だと思い込み「師匠」と崇める店主は、最高のキャンプ飯=海鮮パエリアを島田にふるまうが、勘違いはさらにエスカレートしていく。