希(土屋太鳳)たちは、能登に越してきて以来8年住んだ桶作家を出て新居に移るが、文(田中裕子)たちのことが気になってしかたがない。夜になり希は、わがままな移住者・ミズハ(内田慈)から頼まれた文の桜餅を再現しようとするが、同じ味にならない。そんな中、市役所で働く希のもとに、文の息子・哲也(池内博之)が訪ねてきた。桜餅が好きだったと打ち明ける哲也に希は、もう一度文たちと会ってほしいと懇願するが…。