学美が倒れた!病名は、流行性耳下線炎……要するに、おたふく風邪。しばらく寝ていれば治るということで一安心した光香であったが、安心してばかりもいられない。学美がいないということは、新たに会計として生徒会に参加した芽生と2人っきりで生徒会の仕事をしなければならなかった。今まで芽生と2人っきりで話したことがない光香は、なんとか芽生と会話をしようとするが、結果は予想通り。クールで話しかけづらい芽生との会話のきっかけが掴めず、お互い無言のまま生徒会の仕事をする日々……。でも、話すきっかけが掴めなかったのは、芽生も同じだった。むつきの案で2人は会話が上手くできるようになったのだが、学園祭のテーマを、学美が戻ってくる前に決める事になり、テーマを何にするかを巡って、調べごとをしたり、お互いのアイデアに対しての議論になったり、たまに口論をしたり……。それでも全然テーマはまとまらなかったのだが…