三雲華(深田恭子)は自身が“Lの一族”であることを、ついに桜庭和馬(瀬戸康史)に知られてしまった。もはや警察官の和馬との結婚などあり得ないと嘆き悲しむ華。そんな時、渉(栗原類)が新たな獲物を発見する。政務活動費を使い込んで辞職した悪徳政治家が所有する名画が都内の美術館に無償で貸し出されたのだ。だが、この名画は“ブラックマンバ”という史上屈指の国際窃盗団にも目をつけられている代物。しかし、尊(渡部篤郎)と悦子(小沢真珠)、マツ(どんぐり)たちは気にもせず、盗み甲斐があるとさっそく下見に行くことに。するといつもは乗り気でない華が同行すると申し出た。 名画が展示された美術館で客を装ってセキュリティーなどを調べる華たち。だが、華は和馬のことが気になりミスをしそうになってしまう。尊はそんな華に任務を外れるよう言い渡した。心のやり場を失う華に、円城寺輝(大貫勇輔)が和馬と別れたのかと尋ねる。“Lの一族”だと和馬にバレたと話す華に円城寺はすぐに逃げるよう促す。しかし、華は、和馬は他の警官には話さないと告げる。もし、和馬が話していればとっくに逮捕されているからだ。 和馬は華の正体を知ってしまったことに悩んでいる。そんな和馬に橋元エミリ(岸井ゆきの)が再び接近。一方、華は尊に和馬と別れたことを打ち明け、名画窃盗を続けさせて欲しいと頼む。“Lの一族”としての運命を受け入れて生きる覚悟をしようとする華。しかし“Lの一族”逮捕に、警察も威信を賭けて動き出す。