時は明治三十八年。愛国の志に燃える犬養強志朗に陸軍礼武隊隊長の辞令が降りた。喜ぶ強志朗の前に突然強志朗を慕う島つむぎが現れた。強志朗を追い、戦地まできたと言う。そんな二人を影から見つめる視線があった…。